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投資の基本知識③:若い時に何にどのように投資すればいいか?

こんばんは。

前回は「どのような考え方で投資に臨めばいいか?」について考え、投資家が若い時は、「長期投資」を意識しながら、複数回にわたって投資して長期間複利を効かせて運用し、利益の最大化をめざし、老齢期になったら、「分散投資」を意識しながらリスク・リターンの属性の異なる投資商品に分散して投資し、築き上げた資産を守りながら保有するべき、という結論に達しました。

今回は「若い時に何にどのように投資すればいいか?」について考えていきたいと思います。今回はかなり大事な内容になります。なぜならば、当たり前な話ではありますが、投資の一番の難しさは「何の商品にどうやって投資するか」だからです。そして、若い時に資産をうまく築き上げられる人にとっては、老齢期の「分散投資」は簡単であり、そこについて考える必要はほとんどないからです。

投資商品として代表的なものとして、「定期預金」「国債」「生保会社の販売する私的年金・養老保険」「投資信託」「国内株式」「FX」があると思います。

「定期預金」「国債」は、現在のマイナス金利下では利回りがほとんど期待できないため、若い投資家が投資すべき対象にはなりえません。

「生保会社の販売する私的年金・養老保険」は、民間の生保会社が提供しており、当然、彼らがまず高い「手数料」を召し取って、その残りを運用に回すことになります。その手数料は、会社や商品によるようですが、おおよそ2割から4割のようです。100万円投資しても、20万円から40万円は投資に回らないわけですから、選択肢に入るわけがないですね。また、利回りは国債の利回りに連動した設計になっていることが一般的なので、現在のマイナス金利下では利回りもほとんど期待できません。したがって、若い投資家が投資すべき対象にはなりえません。

「投資信託」は、上記の商品に比べると十分に選択肢に入りうるものになります。まず、「投資信託」には「パッシブ型」「アクティブ型」があります。
「パッシブ型」は例えば日経平均やTOPIX等の指標と同じ値動きをするように設計されたもので、トレーダーの腕に関係ない商品であるため手数料が安くなっています。「アクティブ型」は、割安株等をトレーダーが独自に分析して投資する商品であるため、トレーダーへの報酬があるので手数料が高くなります。
この「パッシブ型」と「アクティブ型」で利益率に差があるかというと現実にはほとんどないようです。なので、買うなら手数料の安い「パッシブ型」となります。
では、若い投資家が投資する商品としてどうかというと、悪くはないけど良くもない、という感じです。なぜなら、「投資信託」は株のように希望する値段で買ったり売ったりということ(指値注文と言います)ができず、「パッシブ型」であっても手数料がやや高いないからです。したがって、「国内株式」「FX」には及びません。
補足ですが、国が運営している個人型確定拠出年金(iDeCo)は絶大な節税メリットがありますので、iDeCoで「パッシブ型」の投資信託を購入するのはオススメです。

「国内株式」は、ネット証券で取引すれば手数料が安く、また「投資信託」ではできなかった指値注文ができます。さらに、個別の銘柄もローリスクのものからハイリスクのものまで幅広くあります。また、「投資信託」の一種で「ETF(上場投資信託)」というものがあり、手数料が安く、指値取引もできる「投資商品」になります。これは、日経平均等の指標に連動しており、個別株のように上場廃止になって「紙屑」になってしまうことはないので、リスクを抑えた投資ができます。
以上のように、若い投資家が投資する商品としても適しているといえます。ただ、銘柄が無数にありの選定が面倒だったり、後述の「FX」に比べると市場が小さいので株価の推移を表した「チャート」が独特になりやすい欠点があります。したがって、「FX」でチャート分析を徹底的に勉強したうえで投資した方がいいと思います。
補足ですが、国の制度である「NISA」を使って「国内株式」を取引すれば、毎年120万円まで投資枠がありその中で投資する銘柄については、売買利益や配当利益に税金がかからないため、これもオススメです。

「FX」は、為替レートを読んで円高の時に外貨を買い、円安の時に外貨を売って利益を得る取引です。世界中の投資家が参加しているため市場が大変大きく、為替レートの推移を表すチャートは癖のないオーソドックスなものになります。したがって、「FX」でチャート分析を徹底的に学んだうえで、「国内株式」の個別銘柄やETFに投資対象を広げていくことがオススメです。

以上をまとめると、投資家が若い時は、「FX」に投資しながらチャート分析を徹底的に勉強すべき、ということになります。

それでは、次回は「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いと有効性」について考えていきたいと思います。

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  • 金持ち父さん見習い

    東京大学経済学部卒のサラリーマンです。
    10年ほど前に、老後の生活に不安を覚え、国内株の長期投資を始め、その後、リーマンショック後にFX取引を開始しました。
    本業が多忙であることもあり、最終的には、FXのトラップトレードでほったらかしにしながらも安定して稼げるのが一番との結論に達しました。
    しかし、トラップトレードは初心者向きのトレード手法ではないので、ここで紹介するのは、FXを始めたい方がどのようにFXを学び、トレード技術を磨けばいいか、です。
    よろしければ、参考にしていただけたら幸いです。

    なお、以下のサイトでループイフダンを使用したトラップトレード手法を公開していますので、興味がありましたらぜひご覧ください!
    東大経済学部式FXトラップトレードのススメ

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