テクニカル分析の基本知識③:「RSI」とは?
こんばんは。
前回は、「ボリンジャーバンド」の概要と使い方についてご紹介しました。
それでは、今回は、「RSI」の概要と使い方について解説していきたいと思います。
RSIが何なのかというと、「Relative Strength Index(相対力指数)」の頭文字を取ったもので、売られすぎか、買われすぎかを示す指標とまずは頭の中に置いておいていただければ十分です。RSIは0から100の数値で表され、一般的には、20~30であれば売られすぎ、70~80であれば買われすぎ、という風に判断します。
ただ、私のトレードの中でどう使うかというと、先ほどご説明したように売られすぎか買われすぎかで逆張りする使い方はしません。なぜかというと、例えばRSIが20まで下がったからすぐに反転するかというと、そうならないときの方がはるかに多いからです。じゃあ、どうするかというと「ダイバージェンス(逆行現象)」を見つけて、相場の反転のサインとして受け取ります。
「ダイバージェンス」が何なのかというと、実際にチャートを見た方がわかりやすいと思いますので、以下のチャートの画像をご覧ください。

上記のチャートは、もうおなじみですが、個人的にチャートが一番見やすいと思う外為どっとコムさんのスマホのチャートです。
チャートは米ドル円の日足チャートです。緑や赤のローソク足1本が1日の為替レートを表しています。
早速ですが、チャートに引いた白い太線をご覧ください。安値が右肩下がりになっているのがわかると思います。したがって、円高トレンドが強いことになります。しかし、一方でRSIをご覧ください。先ほどの2つの安値に該当するRSIの数値を見ると、右肩上がりになっていることがわかると思います。この逆行現象が「ダイバージェンス」です。この「ダイバージェンス」が出ると現在のトレンドが反転する可能性が高くなります。
実際のチャート分析では、この「ダイバージェンス」を見つけて相場の反転を予想して、トレンドの方向とは逆の取引を行う「逆張り」を行います。
次回は、「MACD」の概要と使い方について解説していきます。
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