スウィングトレードの具体的手法①:通貨ペア・通貨量
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最終更新日:2019/11/29
5.スウィングトレードの具体的手法 スウィングトレード, ポンド円, ユーロドル, ユーロ円, 初心者, 手法, 米ドル円, 豪ドル円, 通貨ペア, 通貨量, FX
こんばんは。
今回からついにスウィングトレードの具体的な手法について紹介していきます。
まずは、使用する通貨ペアと通貨量をどう考えるかについてご紹介していこうと思います。
使用する通貨ペアについては、メジャーなものとし、具体的には、「米ドル円」、「豪ドル円」、「ユーロドル」、「ユーロ円」、「ポンド円」を使用します。
上記の5つを選んだ理由は特にありませんが、マイナーな通貨ペアは上昇する時も下落する時も一方的で激しいものになりやすくハイリスクになりやすい傾向があるので、FX初心者の方にはあまりオススメではありません。特に、トルコリラ円や南アフリカランド円などは政策金利が高いことからスワップポイントが高く、FX初心者の方に人気ですが、ひとたび円高トレンドが起こると徹底的に円高に振れてしまい、簡単にスワップ利益が吹き飛んでしまいます。したがって、あまりオススメではありません。
次に、「買い」と「売り」のどちらでエントリーするかですが、それぞれの通貨ペア毎に長期トレンドを月足チャートで分析したうえで決めます。
※通貨ペア毎に長期トレンドを分析し次第、更新していきます
「米ドル円」は、以下で長期トレンドを分析していますが、105円から115円の「レンジ相場」が継続しそうであることから、①105円付近まで円高が進んだら「買い」でエントリー、②115円付近まで円安が進んだら「売り」でエントリー、というのが基本路線です。
⇒米ドル円長期相場分析(2019/11/12)
「豪ドル円」は、以下で長期トレンドを分析していますが、現在の下落トレンドが上昇トレンドに転換しそうに見受けられることから、「買い」のみでエントリー、いうのが基本路線です。
⇒豪ドル円長期相場分析(2019/11/19)
「ユーロドル」は、以下で長期トレンドを分析していますが、現在の下落トレンドが継続しそうに見受けられることから、「売り」のみでエントリー、というのが基本路線です。
⇒ユーロドル長期相場分析(2019/11/26)
「ユーロ円」は、以下で長期トレンドを分析していますが、現在の下落トレンドが継続しそうに見受けられることから、「売り」のみでエントリー、というのが基本路線です。また、補足的な理由として、ブレグジット(英国のEUから離脱)があるため、円高トレンドになりやすく思うことと、ユーロはマイナス金利であり、スワップポイントが「売り」のみでつくからというのもあります。
⇒ユーロ円長期相場分析(2019/11/29)
「ポンド円」は、以下で長期トレンドを分析していますが、現在の下落トレンドの継続とレンジ相場の二つのシナリオが想定されるように見受けられることから、「売り」目線での順張りスタイルを基本として、レンジ相場であれば「買い」を検討する、というのが基本路線です。また、補足的な理由として、ブレグジット(英国のEUから離脱)があるため、円高トレンドになりやすく思うことがありますので、「買い」で入るときは要注意ですね。
⇒ポンド円長期相場分析(2019/11/29)
それでは通貨量についてですが、まず、以下の記事で以前に書きましたとおり、初心者の方は50万円でFXを始めることを推奨しています。
⇒FX初心者が開設すべきFX口座とは?
なので、50万円を口座に入れた前提で話を進めさせていただきます。基本的な考え方としては、「過去の最悪の為替レートを参考にして、その場合でも耐えられる通貨量」とします。
ちょっとわかりにくいと思いますので、まずは、「買い」でエントリーする通貨ペアの通貨量を計算します。5通貨ペア分計算するのは大変ですので、簡易的に「米ドル円」と「豪ドル円」をセットとし、他のヨーロッパ系通貨をセットとします。前者のセットについては、為替レートが一番大きい「米ドル円」で考えていきます。「米ドル円」の過去の最高の円高水準は約75円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(105円-75円)=約8,000通貨
したがって、「米ドル円」と「豪ドル円」の「買い」でエントリーできるのは8千通貨までとします。
続いて、後者のセットについては、為替レートが一番大きいのは「ポンド円」で考えていきます。「ポンド円」の過去の最高の円高水準は約116円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(140円-116円)=約10,000通貨
一方で、「ユーロ円」で考えると、「ユーロ円」の過去の最高の円高水準は約94円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(120円-94円)=約9,000通貨
したがって、安全性を高めるため、「ユーロ円」と「ポンド円」と「ユーロドル」の「買い」でエントリーできるのは9千通貨までとします。
続いて、「売り」でエントリーする通貨ペアの通貨量を計算します。ここも、「買い」と同様に、「米ドル円」と「豪ドル円」をセットとし、他のヨーロッパ系通貨をセットとします。前者のセットについては、為替レートが一番大きい「米ドル円」で考えていきます。「米ドル円」の過去の最高の円安水準は約125円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(108円-75円)=約16,000通貨
一方で、「豪ドル円」で考えると、「豪ドル円」の過去の最高の円高水準は約94円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(120円-94円)=約7,000通貨
したがって、安全性を高めるため、「米ドル円」と「豪ドル円」の「売り」でエントリーできるのは7千通貨までとします。
続いて、後者のセットについては、為替レートが一番大きい「ポンド円」で考えていきます。「ポンド円」の過去の最高の円安水準は約195円なので、その水準でもギリギリ耐えられる通貨量を計算します。
25万円÷(195円-135円)=約4,000通貨
したがって、「ユーロ円」と「ポンド円」と「ユーロドル」の「売り」でエントリーできるのは4千通貨までとします。
上記の通貨量はかなり安全性の高い設定としていますが、FXはリスクを取り過ぎると簡単にロスカットされて退場させられてしまいますので、初心者の方はちょっと安全すぎるくらいの方がいいでしょう。
次回は、「具体的なトレードのサイン」について紹介していきます。
なお、本記事のトレードで実際に使用しているマネーパートナーズさんの『パートナーズFX nano』は100通貨単位の取引ができる数少ないFX会社さんの一つであることから、メインのトレード口座として私は重宝しています。
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